先日韓国旅行に行った際、車の側面に貼ってあるスポンジが異常に気になりました。
どの車も共通しているのが、運転席・後部座席のドアノブ付近に貼られている事。
ブルーのスポンジが多かった気がするのですが、黒いスポンジだったり、オレンジのスポンジだったり…。
日本ではみかけたことがない光景で、しかも韓国では結構多くの車の側面にスポンジが付いていたのでもうモヤモヤしてたまりません…。
というわけで、そのモヤモヤ、解決しちゃいましょう!!韓国で走っている車の側面にある物体の正体は…!!
納車時についている傷防止のためのスポンジ
でした。
ドアを開いた際となりの車とぶつからないよう、新車を購入した際は納車時にスポンジがついています。そのためドアノブ周辺にスポンジが着いていたのですね。青やオレンジなど目立つ色なのは、納車後すぐに外せるようにするため。車自体のカラーと被らないような目立つ色のスポンジが使われています。
答えはシンプル。
この車、新車で買ったんだZE!と、自慢をしたいからです。日本人からすると少し理解しがたいことではありますが、これが国民性や文化・習慣などの違いなんでしょうね。
韓国人の国民性として、「目立ちたがり」「プライドが高い」「自慢屋」が挙げられることもしばしば。こういった国民性が、納車後クッションを貼りっぱなしに繋がります。(貶しているつもりはありません。)
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近年こそ韓国は経済成長をめまぐるしく遂げていますが、以前までは貧困差が激しく、一般的な家庭では車を新品で購入することは珍しい時代でした。そんな時代の中、「うちは新品で買った」という暗黙の自慢が「ドアノブのクッション材を貼りっぱなし」にしておくことでした。わざわざ「新車で買ったんですよ~!」なんて自慢はさすがに言えないですからね…。
ですが、クッション材を貼りっぱなしにしている車はかなり多いのが現状。近年では新車で購入できる収入を取得している家庭が多く、今は別に「新車で買った!!!」と大声で自慢して周りが騒ぎになるほどでもありません。通販などでクッションだけ購入することも安易な時代になりました。ですが、過去にこういった習慣があったからこそ、現在もスポンジを貼りっぱなしにしている車が多いのでしょう。
実はクッション材以外にも、生産・輸送時の車の管理シールなども装着したままの人が多いのが現状。韓国旅行の際、車にクッション材が貼られているかどうか見てみるのも楽しめます。フルスモークの車が多いので、じろじろと車を見ていて実は中に人が入っていて絡まれた!!なんてトラブルにならないようご注意ください(T_T)
スポンジによる傷の防止ではなく、新車で購入したという自慢・見栄をはることで、本来とは違う意味でも使用されているところが面白いですね。
日本ではクッション材が貼られていると「ださい」「変」など負の印象を持たれるはず。ですが韓国では真逆の印象を持たれます。お隣の国なのに、海を越えるとこうも違うんですねぇ…。
▼それでも解決しない場合は…