冬にちなんだ雑学・豆知識・トリビアをまとめました。この冬、こたつの中でおしゃべりする際や忘年会などで、冬にまつわる雑学をサラッと披露してみては?!
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目次
- 冬の豆知識:「緑茶には、身体を冷やす効果がある」というのはウソ
- 冬の豆知識:「冷たい」の語源は「爪痛い」
- 冬の豆知識:靴下を履いての就寝は「冷え」が増長してしまう
- 冬の豆知識:ネクタイは元々防寒対策のために使われていた
- 冬の豆知識:サンタさんを引いているトナカイは9匹いる
- 冬の豆知識:「かまくら」は神様がいる?!
- 冬の豆知識:みぞれ、ひょう、あられの違い
- 冬の豆知識:冬に静電気が起こりやすい原因は、空気が乾燥しているから
- 冬の豆知識:「雪」には呼び名がたくさんある
- 冬の豆知識:冬眠中のリスはプー太郎
- 冬の豆知識:雪だるまのモデルは「ダルマ」
- 冬の豆知識:冷麺は冬に食べる物だった
- 冬の豆知識:こたつの赤い光の正体はただの演出
- 冬の豆知識:冬の寒い布団を効率良く温めるのなら毛布の上に寝るべし
- 冬の豆知識:「よぉーおっ!パンッ」と一回だけ叩くのは一本締めではない
- 冬の豆知識:冬は陸上長距離は速くなり、ロードバイクは遅くなる
- 冬の豆知識:「冬」の語源
- 冬の豆知識:冬になると松の木に腹巻をする理由
- 冬の豆知識:冬はダイエットに効果的
- 冬の豆知識:マンホールに雪は積もらない
- 冬の豆知識:気温の低い日にガソリンを入れるとお得
- 冬の豆知識:外が雨や雪の場合に買い物袋にビニールを被せてくれるデパートのカラクリ
- 冬の豆知識:地球上で最も雪が降る都市は日本
- 冬の豆知識:動物園のクマは冬眠しない
- 冬の豆知識:寒いときプルプルと震える現象は「ジバリング」
- 冬の豆知識:冬のバイク、体感温度の計算式がある
- 冬の豆知識:「ペンギン歩き」をすれば凍った路面でも転ばない
- 冬の豆知識:「雪やこん♪こん♪」の歌詞、実は「雪やこんこ」
- 冬の豆知識:寒いと鳥肌がたつのは意味のない行動
- 冬の豆知識:女性が寒さに強いのは皮下脂肪があるから
冬の豆知識:「緑茶には、身体を冷やす効果がある」というのはウソ
結論から言うと、緑茶で体を冷やす効果はありません。
よく「暖かい緑茶でも飲みすぎると体を冷やすから注意してね~」なんて聞きますが、これは誤解です。緑茶に多く含まれるポリフェノールには、抗炎症作用や殺菌作用、血圧を下げる効果などを「涼」の作用と言われています。この「涼」の作用は「冷たい」「寒い」とは全く関係ありません。「涼」を「冷たい」と勘違いしてしまう人が多かったために広まったガセネタです。なので、緑茶を飲んで一服したところで、正常範囲よりも体温を下げる効果はありません。日常の食べ物を常識の範囲で摂取するくらいで、体温中枢をコントロールし人体の恒常性を乱すような薬理作用がある訳はないのです。
冬の豆知識:「冷たい」の語源は「爪痛い」
諸説ありますが、「冷たい」の語源はもともと「爪痛い」から派生した言葉であると言われています。冬の寒さにより指先や足先の「爪が痛いほど寒い」という形容から「爪痛い」(冷たい)という表現をする単語と変化しました。
冬の豆知識:靴下を履いての就寝は「冷え」が増長してしまう
夜間寝ている最中であっても私たちは汗をかいてしまう生き物です。たとえ冬であっても、汗はかきます。靴下を履いていると、その汗が蒸発することなく靴下内にたまり、靴下が湿ってしまいます。湿った靴下は体を冷やし、足の血管を収縮させてしまいます。その結果血流が悪くなり、体全体が冷えきってしまうことになるのです。素足で寝るのが寒い方は、湯たんぽや電気毛布などを上手に活用して寒さをしのぎましょう。
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冬の豆知識:ネクタイは元々防寒対策のために使われていた
サラリーマンの必需品であるネクタイ。このネクタイですが、元々はローマの兵士が寒さで参ってしまわないように考案されたものだったんです。(ネクタイで防寒できんのかよ…と思いがちですが。)
当時はネクタイのようにオシャレなものではなく、あくまで防寒のみを考慮してウールの布を首に巻くだけのシンプルなものだったそう(マフラーじゃねえか)。後に、ウールの布がネクタイのように使われるようになり、今や世界中の正装の一部となっているのです。
冬の豆知識:サンタさんを引いているトナカイは9匹いる
普通、2匹ですよね…。イメージ的に。(私だけ?)実は9頭もいて、しかも9頭全てに名前もついています。
ダッシャー・ダンサー・プランサー・ヴィクゼン・コメット・キューピッド・ドナー・ブリッツェン・ルドルフの9頭で、赤鼻のトナカイで有名なのは、ルドルフという名前のトナカイ。日本人には覚えるだけで一苦労だわ…。とりあえず、「赤鼻のトナカイ」のルドルフだけ覚えてたらOKでしょう!(笑)今年もサンタさんはあなたの元に来てくれますか?
冬の豆知識:「かまくら」は神様がいる?!
「かまくら」とは積み上げた雪をくりぬいて作る家だけのことではありません。
実は雪室(ゆきむろ)の中に祭壇を設け、自然の恵みである水を運んでくれる神様をお祭りする行事の総称のことなのです。秋田県仙北地方周辺に伝わり、小正月の行事として行われています。秋田の民俗学者として高名な奈良環之助は、「子どもにとっては、祭壇に餅、みかん、甘酒などが供えられたカマクラが極楽で、ナマハゲが地獄であった」と述べています。
冬の豆知識:みぞれ、ひょう、あられの違い
みぞれ(霙)とは、雪と雨が同時に降る現象の事。
雨から雪、雪から雨に変わる時に見られます。地上付近の気温が高いと、降る雪が途中で溶けて、雪より速く線を引いて落ちます。初冬に初めてみぞれが降っても初雪となります。都心では雪が降る際はみぞれになることがほとんどですが、日本海側では初冬や初春の頃によくみられます。
ひょうは氷の小粒またはかたまりの降水。直径が5mmから50mmの範囲で、ときにはそれ以上のものもあります。1917年(大正6年)6月29日、埼玉県熊谷付近では、普通で夏みかん大、大きいものではかぼちゃ大、重さは約3.4kgのひょうが降ったという記録もあります。
あられは雲から落下する白色不透明(雪あられ)、半透明または透明(氷あられ)の氷の粒で、直径が5mm未満のもの。
冬の豆知識:冬に静電気が起こりやすい原因は、空気が乾燥しているから
空気が乾燥してくると静電気が発生しやすくなります。
静電気は夏にも発生はしていますが、空気が湿っていると逃げやすいことから、湿度が高く汗を多くかく夏は身体に静電気が蓄積されなくなっています。一方、冬は空気中の水分が少なく、汗もあまりかかないため、静電気が身体にたまりやすくなってしまいます。
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冬の豆知識:「雪」には呼び名がたくさんある
「あ!雪が降ってきた!」なんて、寒くなると言ってしまいますが、一言に雪と言っても多くの呼び名があるのです。ぜひこの機会に知って、ドヤ顔で「あ!牡丹雪だ!」と言いましょう。下記に記載する雪の種類は一部。まだまだありますので興味がある方はぜひお調べになってください。
風花…風上の降雪地から風で流されてきた雪のこと。
泡雪・淡雪・沫雪(あわゆき)…うっすらと積もる、泡のように溶けやすい雪のこと。
玉雪…比較的暖かい時期に降る、玉の形をした雪のこと。球形をした雪。雪シーズンのはじめや終わりの時期。また雪雲のでき始めている先端部分などで見られる。
餅雪…玉雪や綿雪がとけている状態。融解がはじまっており、水分を多い雪。雪の塊は餅のように、柔らかく自由に形状を変えられるので、雪玉や雪だるまなどがつくりやすい。
灰雪…灰のようにふわふわ舞う雪、一般的に良く見られる雪
粉雪(こなゆき)…粉のようにさらさらとした細かい雪。パウダースノーとも言われ、積もらないのが特徴。
小米雪(こごめゆき)…粉のようにさらさらとした細かい雪。パウダースノーとも言われ、積もらないのが特徴。
粒雪(つぶゆき)…粒になっている雪。積もるのが特徴。
牡丹雪(ぼたんゆき)…雪の結晶がいくつか集まって「ぼたんの花」のような大きな塊(雪片:せっぺん)となって降る雪。気温が高い時に降りやすい。
花弁雪(はなびらゆき)…雪の結晶がいくつか集まって「ぼたんの花」のような大きな塊(雪片:せっぺん)となって降る雪。気温が高い時に降りやすい。
綿雪(わたゆき)…綿をちぎったような大きな雪。綿や餅のようにふわふわとしている。牡丹雪より少し小さい大きさ。暖かく降水量が多い地方に降る。
回雪(かいせつ)…回るように舞っている雪。
驟雪(しゅうせつ)…積雲や積乱雲から降ってくる雪。
氷雪(こおりゆき)…氷化した雪。
べた雪…水分が多い雪。さらさらではなく、少しべちゃっとしているのが特徴。
濡れ雪(ぬれゆき)…水分が多い雪。さらさらではなく、少しべちゃっとしているのが特徴。
湿雪(しっせつ)…水分を含んだ湿った雪。
水雪(みずゆき)…べた雪よりも水分が多い雪。みぞれみたいな感じ。
乾雪(かんせつ)…水分が少ない乾いた雪。
にわか雪…一時的に降って、すぐにやむ雪。にわか雨の雪バージョン。
大雪(おおゆき)…勢いのある雪。
豪雪(ごうせつ)…強力な勢いのある雪。
吹雪(ふぶき)…降雪が強く舞い、視界が遮られるほどの大雪。
斑雪(まだらゆき)…まばらに降る雪。もしくは、まだらに降り積もった雪。
霧雪(きりゆき)…霧状の細かい雪。
はだれ雪…まばらに降る雪。もしくは、まだらに降り積もった雪。
風花(かざばな)…風上の雪が積もっている場所から風に舞って飛んでくる雪。もしくは、晴れた日に風に流されながらチラチラと降ってくる雪。
霙(みぞれ)…雨と雪が混じったもの。霙は初雪と見なされる。
霰(あられ)…直径5mm未満氷の粒。色が白色だと「雪あられ」、半透明だと「氷あられ」と呼ばれます。
雹(ひょう)…あられの大きいバージョン。直径5mm以上の氷の塊。
冬の豆知識:冬眠中のリスはプー太郎
自然の中で生きる動物たちは、冬が来る前に冬眠の準備を始めます。例えば、秋になるとリスがほっぺたをプックリ膨らませて忙しそうに働いているのは、冬眠前に温かい寝床をこしらえ、備蓄食料をしっかりキープしておくためです。そう、冬眠中リスはキープしている食料を寝ぼけながら食べるのです。「食っちゃ寝生活」をするのは人間だけではないんですね…。
冬の豆知識:雪だるまのモデルは「ダルマ」
日本の雪だるまのモデルは、だるまだそうです!(名前におもっきし「だるま」って入ってるだけあってネ…)
日本では、江戸後期の絵画に雪だるまが描かれており、ここに確認できる雪像は、明らかに「だるま(人形)」の形を模して作られています。歌川広景による『江戸名所道戯尽』の一葉には、供え物が置かれた雪だるまが描かれており、「だるま」と同じく縁起物であったと言われています。
冬の豆知識:冷麺は冬に食べる物だった
冷麺は朝鮮半島(韓半島)を起源とする麺料理で、文字通り「冷たい麺料理」のことです。さっぱりした味わいなので、夏になると多くの飲食店で食すことができますね。
ですが、朝鮮半島の文献によると、冷麺は夏の食べ物ではなく、寒さも厳しい冬の食べ物でした。キンッキンに冷えて少し酸味のあるスープとシコシコの麺、これをオンドルで暖まったポカポカの部屋で食べていた歴史があります。今では冬に食べる人は少ないですが、昔はそのような文化があったのですね。
冬の豆知識:こたつの赤い光の正体はただの演出
「こたつの遠赤外線の赤い光が身体を温めてくれる」と、ドヤ顔している方、間違いです。
実はこたつの赤い色は電熱線やライトの塗料の色、赤くすることで暖かい雰囲気を演出してるだけ。ただの演出なんです!!!!視覚で暖かさを感じられるように作られているだけです。確かに真っ白のライトのこたつよりも、赤いライトのこたつのほうが見た目からして暖かいですもんね…。
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冬の豆知識:冬の寒い布団を効率良く温めるのなら毛布の上に寝るべし
寒い時期になると布団に入った時に寒さを感じます。そこで毛布を使って効率よく布団を温める裏技をご紹介!
①敷布団の上に毛布をかける
②毛布の上に寝て掛け布団をかける
うん、簡単。(笑)毛布を体の上にかけて寝るのが一般的ですが、この方法だと毛布の保温効果を得ることが難しくなります。毛布の上に寝ると毛布が体温をキャッチし、掛け布団が保温してくれるので暖かくなります。
冬の豆知識:「よぉーおっ!パンッ」と一回だけ叩くのは一本締めではない
忘年会シーズンではよく使われる一本締め。
「よぉーおっ!、パンッ!」と一回だけ叩くのは、実は一本締めではありません。多くの人が勘違いしていて、一回だけ拍手して終わるのは「一丁締め」。
正しい一本締めの方法は「拍手を3回×3をしてから最後に1回拍手」というもので合計10回の拍手をします。「パンパンパンッ、パンパンパンッ、パンパンパンッ、パンッ!」と拍手し、綺麗に全員で合わせて終わるのが正しい一本締めとなります。
冬の豆知識:冬は陸上長距離は速くなり、ロードバイクは遅くなる
陸上長距離走では、夏よりも冬のほうが速く走れます。理由は、暑い放熱がうまくできずに汗が出て激しくスタミナを消費するためです。 空気抵抗は暑い方が少ないですが、このスタミナ消費を覆すだけの影響はありません。
対してロードバイクは夏よりも冬のほうが遅くなります。 これは空気抵抗が増すことが要因で、走る程度ではあまり変わらない空気抵抗がロードの速さになると無視できない抵抗となるから。自転車が空気抵抗によって受ける影響は速度によりけりで、優雅に景色を楽しみながらのサイクリングであれば大した違いにはなりません。 しかし遅刻ギリギリのラインを全力疾走するような学生は空気の壁の洗礼を受けることになるでしょう。
冬の豆知識:「冬」の語源
「冬」の語源は諸説あります。現在でも語源は明らかになっていないようで、有力な説は次の3つ。
- 「冷(ひゆ)」が転じて「ふゆ」という言葉になった
- 寒さが威力を「振う(ふるう)」または「振ゆ(ふゆ)」が転じて「ふゆ」になった
- 寒さに「震う(ふるう)」が転じて「ふゆ」になった
さて、どの説が正しいのでしょうか?ひとつかもしれないし、全部かもしれない。現代でもわからないことはまだまだたくさんあるのですね!
冬の豆知識:冬になると松の木に腹巻をする理由
実は、この腹巻きは寒さ対策のために行われるのではありません。防虫対策として行われています。松の木にはマツカレハというズバリそのままの名前の害虫が住みついてしまいます。マツカレハは夏の間に松の木に卵を植え付け、孵化して成長したマツカレハの幼虫は、松の葉を食い尽くしてしまいます。マツカレハの幼虫は冬の間は松の木の皮の間や落ち葉などで寒さをしのぐ習性があることから、わざと松の木に腹巻きをして住みやすい環境を作ってあげるのですが、これが幼虫を一網打尽にするトラップ。腹巻きの裏にまんまとおびき寄せられた幼虫は、春が来る前に腹巻きを外し、ワラもろとも焼き殺すことで駆除します。なので、あの腹巻を決して出来心でひっくり返したり触ったりしてはいけませんよ…!
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冬の豆知識:冬はダイエットに効果的
人間は、常に自分の体温を約36度前後にキープしておく必要があります。だから外が寒いと、カラダは頑張って体温を上げようとする。…つまり基礎代謝は上がるため、自然的に身体の機能が働きます。その機能こそが筋肉を使い、身体に溜まった脂肪は燃焼されやすくなります。夏のように暖かい季節は努力をしなくても体温を保てるから、カラダはカロリーを消費して熱を作ったりしなくてよいわけです。
とはいえ、太りやすいというのも事実。人は寒くなると、脂肪をつけて体温を保持しようとします。体を温めるためにはエネルギーが必要なので、より多くの食物を摂取しようとするんです。ほかにも、「寒いから動きたくない」など、夏に比べて運動量が減ることも、太りやすくなる原因として考えられますね。
冬の豆知識:マンホールに雪は積もらない
マンホールの中の下水道は地表の温度の影響を受けにくく、氷点下の地上より温かいため(下水道の中はお風呂やキッチンなどで使った温かい「生活排水」が流れているから)、その熱がマンホールのフタに伝わり、雪を溶かします。雪が積もる地域では「マンホールふたの付近だけ雪がとけている!」なんていう現象をよく見ることがあります。
そのマンホールの上にさえも雪が積もっている場合は、相当気温が下がっていることを意味しているので、猛吹雪などの自然災害に注意が必要です。
冬の豆知識:気温の低い日にガソリンを入れるとお得
水が暖かいと膨張するように、ガソリンも膨張します。気温が大体7℃で膨張率が1%代わり、この差は燃料タンク50Lの自動車の場合、500mlの差が生まれる計算です。
つまり、寒い日にガソリンを入れた方が膨張していない分、多くのガソリンを入れることができるということです。まあ庶民にはよく分からんが、気温が低い日のほうがガソリンがお得だということ!!(無理矢理)
冬の豆知識:外が雨や雪の場合に買い物袋にビニールを被せてくれるデパートのカラクリ
デパートで買い物をしていると、外が雪や雨の場合に買い物袋にビニールを被せてくれますよね。どうやって店内に入る店員さんは外が雨だと気づくのでしょうか。
実は、特定のBGMを流すことで、天気の状況を把握しています。店員さんはBGMを頼りに雨・雪よけのサービスに変えています。伊勢丹新宿店や、大丸東京店、松坂屋上野店は「雨に濡れても」という曲を流していますので、耳を澄ませて聞いてみるのも良いですね。
冬の豆知識:地球上で最も雪が降る都市は日本
日本北部の青森市は地球上で最も雪が降る地域。毎年約8メートルもの雪に見舞われます。青森市は地球上でも飛び抜けた豪雪地帯であり、世界2位の札幌を大きく引き離します。青森にこれほどの積雪が起こるのは、八甲田山の高地に位置するうえ、付近に青森湾および陸奥湾も存在し、北からの冷たい空気が水分と組合わさるため。都市周辺から吹き付ける風が降雨を雲へと変え、結果として尋常ではない積雪となるのです。この風は樹氷という奇妙な光景も作り出し、見る者を圧倒する観光名所にもなっています。
冬の豆知識:動物園のクマは冬眠しない
冬になると熊は冬眠するというのは常識ですが、その常識が通用しない場所がある。それは動物園の中。動物園の熊は冬眠しないのです。そもそも熊が冬眠するのは、冬場にエサが手に入らないため、エネルギーをなるべく使わないように眠っています。ところが、動物園の熊にはエサを心配する必要はないため、年中食べるものには困りません。越冬するための体も作る必要もありません。そうなると体の機能が冬眠モードに切りかわらないため、動物園の熊は冬眠しないのです。
冬の豆知識:寒いときプルプルと震える現象は「ジバリング」
寒さで体がガタガタと震え、歯がカチカチと音を立てるこの生理現象の正式名称を「シバリング」と呼びます。「シバリング」は自分の意志に関係なく、脳によって無意識に発せられる体温調整行動です。筋肉が動くことによって体を震わせ、その結果熱を発生させ体温を上げようとする行為は、一種の防衛本能とも言えます。尿意を催した際に、ブルブルと震えるのも「シバリング」。放尿により急激に体温を失われてしまうので、それを回復しようとする働きなのです。ちなみにこの「シバリング」は、安静時に比べて最大で6倍の熱を産生できるとされています。
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冬の豆知識:冬のバイク、体感温度の計算式がある
計算しやすくするために、バイクの速度を大体50km/hくらいとします。
体感温度を求める為には時速を風速に置き換える必要があります。風速は秒速表示なので50km/hを秒速に換算しないといけないわけですが、どうすればいいかといえば時速を3.6で割るだけ。
50km/hで走ってるなら
50/3.6=13.8888888889
分かりやすく50km/h=14m/sとします。
ということは、
5(気温)-14(風速)= マイナス9(体感温度)
気温が5℃の時、バイク乗りは-9℃というとてつもない寒さなわけです。もし100km/hで走ったら倍の風速28m/sなので体感温度は-23℃。えげつない。手袋しても手がカチンコチンになった経験が…。
冬の豆知識:「ペンギン歩き」をすれば凍った路面でも転ばない
靴の裏全体を使ってしっかりと地面を踏めば転ぶ可能性がグンと減ります。凍った路面に向かってななめに足をおろすとその方向に滑ってしまうため、路面に対して垂直に靴の裏全体でしっかりと踏みしめることが重要です。また、身体自体の重心は前に置くように心がけしましょう。更に歩幅を短くすることでかなり安定して歩くことができるので、凍った路面を歩くときにはぜひお試しください。
冬の豆知識:「雪やこん♪こん♪」の歌詞、実は「雪やこんこ」
雪やこんこん♪と歌っていたかもしれない。正しくは「雪やこんこ」。
この「こんこ」とは「雪や来ん来ん」で、雪よもっと降れの意味。明治44年に採用された小学校唱歌で、題名は「雪」。あまり深く意味を考えたことはなかったですが、なんとなく意味合い同じだから良いんじゃね?と思った私でした。
冬の豆知識:寒いと鳥肌がたつのは意味のない行動
動物の皮膚には色々な働きがあり、その一つに、体温を調節するという働きがあります。夏の暑いときは体の熱を外に逃がし、冬の寒いときには、熱が外に逃げないようにする、という働き。
鳥肌ができるのも、体温が外に逃げないようにするための一つの人間の本能です。と言っても、鳥肌が立つことによって体温を逃げないようにできるのは、体にたくさんの毛や羽のある動物であって、人間の場合にはほとんど何の役目も立ちません。人間の毛なんて、知れてますからね…。
鳥肌が立つ原理としては、毛や羽が生えているまわりには、小さな筋肉があって、それが寒くなると、自然に縮み、皮膚の表面から盛り上がり、体の毛や羽が立つようにできています。毛や羽が立つと、いつもより皮膚と外の空気との間に、暖かい空気の層ができ、それで体温が外に逃げるのを防げるというカラクリ。冬になると、鳥が普段より膨らんで見えるのは、羽が立っているからなのです。
人間には、体に毛があまりないので、筋肉のボツボツだけが目立ってしまいます。これが鳥肌。大昔は、人間にもたくさんの毛があり、毛を立たせることによって、体温を保っていた名残。今では、体に毛がほとんどなくなり、筋肉の働きだけが残っているため、現在では意味のない行動…ということになります。
冬の豆知識:女性が寒さに強いのは皮下脂肪があるから
男性よりも女性のほうが皮下脂肪は2倍以上多いと言われています。そのため冬の寒さに女性は強く、脂肪が多くある場所(胸や足、腹など)は、思ったより露出しても寒くない。もちろん人によって寒さの感じ方は異なりますが、少なくとも男性が見ているより、当の本人のほうが案外平気だったりします。女性あるあるですね。私も足は出していても平気ですが、腕だけはガッツリ守らないと凍えるので、ま、そういうことなのでしょう。
▼それでも解決しない場合は…