メールソフト「Thunderbird(サンダーバード)」を使用している方から「Reply-toって何？」と質問がありました。確かに、「Cc」や「Bcc」は知ってるけど「Reply-to」をしらない人、多くいらっしゃるなぁ…と思い、記事にしてみました。ちなみに、「Replay-to」ではなく「Reply-to」です。読み方は「リプライ トゥー」。
困っている方は下記のように検索されているようです。解決できるよう、ひとつひとつ丁寧にご紹介させていただきますね。
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目次
Reply-Toとは
返信先をあらかじめ指定すること。
実際に例え話で考えてみるとイメージしやすいです。
Aさんのアドレス：AAA@xyz.jp
Bさんのアドレス：BBB@xyz.jp
①Aさん（AAA@xyz.jp）がBさん（BBB@xyz.jp）にメールを送ります。
②Bさん（BBB@xyz.jp）はAさん（AAA@xyz.jp）にメールを返信します。
③Aさんは宛先を「Replay-to:CCC@xyz.jp」に変更しBさん(BBB@xyz.jp)にメールを送ります。
④すると、Bさんが返信したメールは「AAA@xyz.jp」ではなく「CCC@xyz.jp」に送信されます。
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どういう時に使うの？
・メールを見る端末が変わるとき
・メールのやりとりをしたいアドレスを変更するとき
・担当者を変えるとき
・メールニュースの配信には広報部のメールアドレスを使用したいが、返信はサポートセンターで受信したい場合
など、使用用途によっては様々です。ビジネスシーンで利用される機会が多いですね。
家にあるPCでメールをしていて、もう外出しなくてはならないとき、Reply-toで携帯のアドレスを指定すれば、外出しても携帯にメールが届くようになりますね。
このように、Reply-toでアドレスを指定すると、返信をしている相手は何も気づかずに＆手間をかけることなく指定されたアドレスにメールを送らせることができます。
よくあるのが迷惑メール。送信元は捨てアドだったり送信専用のアドレスですが、返信先は別のアドレスに設定されている…みたいな。ちょっとこれはタチが悪い使い方ですが、実際にはきちんと活用すればかなり使い勝手のよい機能です。
今回の記事ではThunderbirdの画面で紹介していますが、OutlookやGmailでも同じようにReply-to設定は可能です。
「Cc」「Bcc」の使い方もついでに知っておこう
ご存知の方もいるかと思いますが…ビジネスシーンでは必ず知っておくべきことですので、忘れずに理解しましょう！
Cc：Carbon Copy(カーボンコピー)の略。
カーボンコピーとは「複写紙」のこと。メールを複写することに例えてこのように呼ばれ始めました。
「メールのやり取りをしているのはAさんとBさんだけど…Bさんの上司にもメールの内容を見てもらっておこう」という場合にはこの「Cc」を使ってBさんの上司をCcで指定します。Aさん・Bさん・Cさん全員がメールに関わっている（見ている）ことを知っている状況となります。
ビジネスシーンではCcを使う機会がかなりあります。理由としては、
・上司や関係者に「一応見てね」という意味を込めてCcに入れておきたいから。
・１対１のメールだと、どちらか一方が体調不良などで休んでしまった場合、ほかの誰もメールの内容を知る人がいないから。
・セキュリティやコンプライアンス上１対１のメールはするべきではないと考える企業・人がいるから。
などなど。新人の頃は、よく「上司のアドレスもCcに入れておきなさい。」と言われていました。新人の時はメールの打ち方さえマナーがなっておらず、”上司がすぐフォローできるように”という気づかいをしてもらっていました。
BCc：Blind Carbon Copy(ブラインドカーボンコピー)の略。
ブラインドとは「遮断する」「盲目」などの意味合いがあります。要は、Bccで指定したアドレスの人は、こっそり送っているということ。
Aさん・Bさんがメールをやりとりしていて、Aさんにはバレないように上司にも同じ内容のメールを送る場合、BさんはBccで上司を指定します。Aさんは受信したメールが上司にも届いていることを知らず、あたかもBさんとだけメールのやり取りを行っているような状況となります。
ビジネスシーンではCcに比べると使用される機会は少なめです。こっそりBccでアドレスを指定する理由としては、
ThunderbirdでReply-toの設定をする方法
1.メール作成画面を起動する。
2.［宛先]の左にある[▼]をクリックする。
3.［Replay-to:]をクリックする。
4.アドレス入力欄に、返信先を希望するアドレスを入力する。
5.件名、本文を入力し送信！完了！
以上です。めちゃくちゃ簡単です。
Reply-toはメールヘッダという項目のひとつ。メールソフトに命令するための作業とお考えいただければイメージしやすいかと思います。
▼それでも解決しない場合は…
