どうも!チビ(@Excel_info)です。
知らないうちに進行し、命にかかわる発作の引き金となる高血圧。
血管にかかる圧力が高すぎる状態のことを、「高血圧」と言います。
血管位高い圧力がかかり続けると、血管は徐々に傷つき、やがて弾力を失っていきます。
弾力を失った血管は、詰まったり破れたりするリスクが大きくなり、脳や心臓でこれらの状態が起きてしまった場合には命の危険もあります。
一方で、高血圧に自覚症状はありません。
知らないうちに進行し、ある日突然、命にかかわる発作の引き金となることから“サイレントキラー”とも呼ばれています。
健康診断や人間ドックの結果で自分の血圧を把握し、高い場合には下げる取組みを始めることが重要です。
なぜ血圧が上がるの?
原因が特定できない場合がほとんどです。
日本人の高血圧の95%は、原因を特定できない本態性高血圧といわれ、遺伝的体質に加え、塩分のとりすぎ、肥満、飲酒、たばこ、ストレスなどが複動的に重なって起こると考えられています。
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特定健診では、こんな数値に気を付けよう
収縮期血圧とは
血圧は、心臓が収縮することによって、血管に送り出されます。
このとき、血管にかかる圧力のことを、「収縮期血圧」といいます。
もっとも圧力が高くなることから、最大血圧、最高血圧とも呼ばれます。
保険指導判定値 | 130mmHg以上 |
受診勧奨判定値 | 140mmHg以上 |
拡張期血圧とは
血液は、心臓が拡張することによって、血管から心臓へ流れ込みます。
このとき、血管にかかる圧力のことを「拡張期血圧」といいます。
もっとも圧力が低くなることから、最小血圧、最低血圧とも呼ばれます。
保険指導判定値 | 85mmHg以上 |
受診勧奨判定値 | 90mmHg以上 |
※基準値は、厚生労働省「標準的な健診・保健指導プログラム【改訂版】」から掲載
仮面高血圧とは
高血圧は自覚症状がないため、数値で自分の血圧を確認しておくことが重要です。
しかし、血圧は1日のうちでも絶えず変動しているため、検診時に、たまたま低い血圧になっている可能性もあります。
健診や病院での血圧測定は正常にもかかわらず、家庭血圧が高い場合を「仮面高血圧」といいます。
仮面高血圧は、高血圧の発見の遅れに繋がるため非常に危険な状態です。
自分の血圧を把握しておくようにしましょう。
正しい血圧の測り方
・「上腕血圧計」を選ぶ
・朝と晩に決まった時間に測定する
※朝:起床後1時間以内・朝食前・服薬前
晩:就寝直前
・トイレを済ませ、1~2分椅子に座ってから測定する
・1機会原則2回測定し、その平均を取る
→上記の方法で週に5日以上測定士、保健指導測定値を超えている場合は病院を受診するようにしてください。
出典:特定非営利活動法人日本高血圧学会
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医療費割合、高血圧症が30%超え
健康保険組合連合会「平成27年度生活習慣病医療費の動向に関する調査分析」によると、生活習慣病10疾患(*)の医療費構成割合では、下記のとおりの結果となりました。
第一位:高血圧症32.2%
第二位:糖尿病26.9%
第三位:高脂血症18.5%
本人(被保険者)・家族(被扶養者)別で高血圧症が占める医療費構成割合をみても、本人33.1%、家族29.4%とともにトップとなりました。
(*)生活習慣病10疾患…糖尿病、脳血管障害、虚血性心疾患、動脈閉塞、高血圧症、高尿酸血症、高脂血症、肝機能障害、高血圧性肝臓障害、人工透析
高血圧が招く命の危機
①高血圧が続くと…
高い圧力に対抗するために、血管壁が徐々に厚くなります。
↓
②血管の内側が狭くなり…
血管壁が厚くなるため、血管の内側は狭くなり、LDLコレステロールが溜まりやすくなります。
LDLコレステロールは、血管壁にも入り込み、血管の内側はどんどん狭くなっていきます。
↓
③さらに血圧が上がる
やがて血管の弾力性がなくなると(動脈硬化)、狭く硬い血管に血液が流れるため、血圧はさらに上昇します。
↓
④血管が破裂!
最終的には、血管の内側が詰まって血流が止まってしまったり、血管が血液の圧力に耐えられなくなって破裂してしまいます。
脳や心臓などの重要な器官で破裂してしまった場合は、命にかかわります。
日々の生活習慣を見直し、健康で長生きできる身体つくりを心がけましょう。
随時更新していきます。
▼それでも解決しない場合は…